
日本最古の医学書「医心方(いしんほう)」には、「女性の病気は男性に比べて十倍も治しにくい」という内容が記載され、女性の病気に関して手厚い解脱がなれています。
確かに女性は男性に比べて訴える症状がさまざまで、年給によっても症状が異なるのです。
女性ホルモンの影響で、月経不調や月経困難症。妊娠、出産に伴う不調。更年期症候群など、女性特有の疾患もたくさんあります。
漢方医学には、「心身一如(しんしんいちにょ)」という言葉があります。
これはココロ(精神活動)とカラダ(身体)は一体で、ココロの不調がカラダに、あるいはカラダの不調がココロに影響を与えあうという考え方です。そこで漢方では、病気だけを診るのではなく、病気を捨えている体全体。
つまり「人全体」を診て、治療していきます。女性には特にこのような「人を診る」をいう考えを持った治療が向いているのです。
頭が痛い。疲れる。むくむ。イライラする・・・こうした症状があるにもかかわらず、検査をしても異常がなかったーー。こんな経験をしている女性は少なくないでしょう。
西洋医学はどちらかというと、血液検査や画像検査などの結果を重視しているため、検査に異常が見あたらない場合は、そのまま様子をみることや対症療法として薬が用いられることが多くなります。
それに対し漢方は、自覚症状を重視しているため、訴えやその人の体質などを考慮した診断と治療(漢方薬の処方など)をおこなっていきます。
月経痛にしても、便秘にしても、品質的(形の異常や原因が明らかな状態)よりもむしろ機能的(体の働きなどに問題ある状態)なところに問題があることが多い女性。
検査に表れにくい機能的な症状を改善するためには、漢方が有効なのです。
胎児に影響がなく、つわり、吐き気、ムカムカ、便秘、風邪、乳腺炎など妊娠中、授乳中でも安心安全なものがあります。
授乳中も薬の成分が母乳を通じて赤ちゃんにいってしまうので、やはり注意が必要ですが、妊娠中と同様、赤ちゃんに影響がない漢方薬もあります。また、「母子同服」(母と子が同じものを服用する)といって、夜泣きをするお子さんとそれが原因でイライラするお母さんがともに同じ漢方薬を飲んで二人とも症状が改善することもあります。
体質や症状によって使用される種類も変わるため、医師と連携して相談頂けます。
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