有限会社大有堂薬局
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漢方の大有堂薬局創業61周年に寄せて

漢方の大有堂薬局創業61周年に寄せて

2024/04/27

漢方の大有堂薬局創業61周年に寄せて
【(有)大有堂薬局の歴史】1963年(昭和38年)に父が難波で大有堂薬局を開局。両親は仕事と子育ての両立のため、昭和47年に阿倍野区王子町に移転。大きなターミナルの天王寺駅と何でも安く品数が多い王子市場に挟まれ、交通量の多い阿倍野筋から住宅街へ入った静かな小さな薬局でした。当時は市販薬や化粧品、雑貨など大量陳列で安売りが流行。しかし当店は立地条件も品揃えも厳しく、コツコツと努力しなければ何も売れないようなお店でした。そのお陰で東洋医学を勉強し
静かで落ち着いた雰囲気で、お客様の健康相談するスタイルに切り替えた事でご縁がつながって行きました。また一番下の弟が弱かったので父は45歳で資格取得し、自宅を改装して鍼灸整骨院を開業し、母は漢方薬薬局として再スタートをしました。なかなか治らない病気、アレルギーや生活習慣病、ガンや子宝の相談、予防・養生を主軸とした健康相談をしてきました。「まごころ込めて健康作りのお手伝い」が合言葉です。平成5年に父が58歳で他界。母がつないでくれ、2014年(平成26年)2月19日に奥田麻友美が2代目として代表取締役社長に就任しました。市バスや阪堺電車「松虫駅」の車内放送、JR天王寺駅中央改札口の動画広告、ホームページやSNSの強化を図りました。母の介護が始まり2019年末で処方箋調剤部門を廃止し、完全予約制として漢方相談に特化しました。コロナ禍では本気の免疫相談や基礎疾患対策でお客様に大変喜んでいただきました。
今年、私は社長就任10年目です。大阪府吉村知事より感謝状をいただきました。春に息子の奥田明寛が大学薬学部を卒業し薬剤師国家試験に合格し、薬剤師になりました。子育てが終わり、3代目候補ができてホッとしています。
【火天大有】大有堂薬局の屋号は儒教の基本経典である易経六十四卦の「火天大有」に由来します。
太陽がさんさんと耀いて温かく、気力体力が充実している。大いに所有し極めて順調。天の意思に対して感謝の気持ちを持って親しみやすく、たくさんの人の役に立つ事で周りの皆が調和していくという意味です。
【一隅を照らす】「一隅を照らす、これすなわち国宝なり」天台宗を開かれた伝教大師最澄の精神を現代に生かすために生まれた言葉です。一隅(いちぐう)とは今、あなたがいる、その場所です。あなたが、あなたの置かれている場所や立場でベストを尽くして照らす事。あなたが光れば、あなたの隣も光り、町や社会が光ります。小さな光が集まって、日本、世界、やがて地球を照らします。ひとりひとりが輝き合い、手をつなぐことができれば、みんなが幸せになり、すばらしい世界が生まれるという意味です。
【個立有縁】生まれるのも死ぬのもひとりです。コロナ禍から特に人と人との距離感を意識する時代に変化しました。家族や友人がいても自立し「お一人様」を如何に楽しみ、個と個のつながりを大切にし、自律した生活を送れるかが問われています。「明るく楽しく温かく」が私のモットーです。お一人お一人の生きがいや目標に応じて、地域の皆様が「元気」で「幸せ」に「安心」して過ごせる健康相談をしていきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。


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